コードについてのファーストタッチ
作曲についてのイントロダクションです。音程や和音、心理的な要素などについて書いていきます。ちなみに僕はそういった勉強を本格的にガリガリやったことはありません。前の記事でも書きましたが、僕が音楽を習ったのは高校の選択授業で、そこから独学でチョコチョコやっています。以下はその記事です。なので難しい話は書きませんし書けませんが、逆に分かりやすい文章になります。
https://masaakiota.fun/%e8%a8%80%e8%91%89%e3%82%92%e6%8e%a2%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%8b/
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音と音楽
僕たちは普段から色々な音を聞きます。自然の発する風や動物の声、エアコンの室外機、人間の話し声など様々です。これは科学的には振動する何かが空気中をビリビリと伝っていくとされています。そのビリビリが細かいほど高い音になるわけですね。
このビリビリの感覚は何々ヘルツと表したりします。これが小さいと低い音となり、大きいほど音も高くなるのですが、例えば楽器屋さんで売っている音叉は膝などに打ち付けると440ヘルツの音を出します。これがドレミの「ラ」となり、ギターのレギュラーチューニングでは5弦です。ただし必ずしもそうではなく、442のように少し高かったり、逆に低かったりもします。
コンクールなどでは他者と差をつけるためにあえて高めにチューニングしたりもするそうです。それが蔓延するとみんな俺もやってやろうとより高くチューニングして別の所で勝負する問題が浮上するそうです。そのため統一すべきだという声もあるようですが、結局高い音に慣れてきて今度は逆に低いほうが個性になるとかならないとか。
こういったヘルツのように、科学的に統一された価値観は機械でいじることができます。例えばイコライザーはヘルツを基準にして、指定の高さを大きくしたり小さくしたり音をいじります。これは絶対的な数値を用いていますが、人間が同様に感じるかどうかは別です。ずっと低い音に慣れていた時にちょっと高い音を聞くと、いつもより高く感じたりします。これは僕たちが機械ではないためです。
そのような音ですが、様々な種類や高低、大きさなどが絡み合うと人間は何かを感じます。それが音楽ですが、鈴虫をそのように捉えたりもします。特に人間の作った音楽は作者の意図によって作られたものです。あるいは降りてきた場合は人間ではないかも知れず、自分以外の何かに教えられているのかも知れません。
そのような音楽ですが、様々な要素が複雑に絡み合っていることが分かります。メロディー部分をはじめ、それに追随する別のメロディー、和音やリズム、さらには何か楽器以外の音などですね。
和音と心
このうちメロディー部分に関しては他の記事で書かせていただきますが、とりあえず今回は和音についてです。和音と言えば、何か色々な音が一緒に鳴ることで、1つの音では出せない雰囲気のようなものが出るものです。これが少しずれると不快になったり、逆にはまると快感になったりします。
僕が小学生の頃、先生がピアノに向かっておもむろに「ジャーン」と弾くと子供達は起立し、さらに「ジャーン」と弾けば頭を下げ、さらに「ジャーン」と弾けば子供たちは頭を上げる、僕たちのおなじみの行動があります。これも和音で成り立っているものです。
最初の和音はドミソ、続いてソシレ、最後にドミソとなっています。この場合ドミソが安定、ソシレが不安定となります。どちらも単体で聞いた場合は特に感じることも無いでしょうが、この順番で聞くと何か一度立って落ちそうになってまた復帰するような感覚があります。なぜこのような差が現れるのでしょう。
前のセクションでも述べさせていただきましたが、ドミソはあくまで機械的な価値観で決まったものですが、人間は必ずしもそうではありません。その日の気分や前に聞いた音、さらにはその前の出来事などにも反映されます。これは人間が機械より複雑で高価である証です。
コード
さてドミソはコード業界ではcと呼ばれています。様々な和音に対してそれっぽい名前をつけて、色々な理論を構築しています。僕はあまり難しいのは分からないので、出来るだけ専門用語抜きで書いていきます。
まずはピアノの鍵盤を見てみます。誰でもが簡単に弾けるように開発され、今もなお電子と組み合わせたりして進歩し続けていますが、その並びの基本は同じです。黒い棒と白い棒とがずらっと並び、黒は3つのグループと2つのグループがあります。そのうち2つ並んでいる左端の白い棒がドです。このドから白い部分に限定して右に行くと、ドレミファソラシドとなるわけですね。指をスウッと滑らせるとちょっとカッコいい気分に浸れます。
この白い棒だけでも大抵の曲は弾けます。チューリップという曲は、ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレですね。しかしピアノは白い棒だけではありません。
続いて黒い棒を見てみます。ドから右に順番に弾いていくと、ドド#レレ#ミファファ#ソソ#というようにシャープやフラットなどと呼ばれるものが入ってきます。猫踏んじゃったは黒い棒を駆使しないと弾けません。しかし猫がピアノを弾く場合は所構わずですが。
ところでこの隙間なく並べられている棒たちは、一体何本あるのでしょう。試しにドからシまで数えてみると、白い棒だけなら7本です。うまい棒でもこれだけ食べるとちょっと気持ち悪くなりますね。さらに黒い棒を入れると合計12本になります。ちょうど1ダースですね。ものにもよりますが、チョコレートを1ダース食べきるのはちょっと勇気がいります。
続いてコードのドミソを見てみます。指折り数えると「ドミ」の間に4つ、「ミソ」の間には3つになっています。この数の差が絶妙な和音を生み出しているのです。また言ってしまえば、この数の違いが同じパターンなら、大体同じ雰囲気になるのです。だから例えばドミソと同じパターンを探してみるとファラドとかソシレとかですね。このドミソ、ファラド、ソシレは3兄弟と呼ばれています。いや一般には呼ばれてませんが、僕の中でそう呼ばれています。コード3兄弟については以下の記事も参照ください。
https://masaakiota.fun/c%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%81%8b%e3%82%89%e5%a7%8b%e3%82%81%e3%82%8b%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%893%e5%85%84%e5%bc%9f%e3%81%a8%e3%83%a1%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%bc/
というわけで今回は作曲のイントロダクションとして、コードのごく触りの部分など色々書いてみました。参考にしていただけましたら幸いです。それではまた。
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