クラシックギターで振り切りネイルアタック
ギターはただ伴奏だけではなく、色々カッコ良い弾き方がありまして、その1つがいわゆるネイルアタックと呼ばれるものです。かっこ良いので、クラシックギターでもやってみたいという話です。以下の音声は振り切りネイルアタックです。
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とりあえず普通のネイルアタック
ネイルといえば最近ではネイルアートとかがありますね。爪を盛って盛って盛りまくるというものです。盛りまくってるのに家事は器用に出来る人もあるとかいないとか。そんなネイルをアタックさせる技です。
ネイルアタックについて今すぐ書きたいのですが、その前にソロギターについて考えてみたいと思います。現在では当たり前のようにソロギタージャンルがありますが、かつてギターの神様と呼ばれた、今もなお愛され続けているアンドレス・セゴビアは、ビデオの中でこう仰ってました。「いやあ、私の頃はギターなんて伴奏程度だったんだよ」と。ソロギターはセゴビアが押し上げたと言っても過言では無いのです。
しかしそんなセゴビアたちを凌駕する数々のテクニックが生まれました。今や名だたるソロギタリストたちが眩しく手を動かしてます。特に日本を代表する押尾コータローさんは有名ですね。ギターってすごい、そう思わせるテクニックの1つがネイルアタックなわけです。
ではそんなネイルアタックは一体どうやってやるのでしょう。僕がこれを知ったのは目が見えなくなってからですが、多分あってます。もし間違ってたら教えてください。 ネイルアタックは、例えば右手薬指の爪を振動する弦に一瞬当てて音を出す技です。ジャッという音が出ます。
ところで僕は小学校の部活でピンポンをやってました。その時にやった遊びが、硬い台の上でピン球を跳ねさせて、それをラケットで押し込むというやつです。ピン球が台とラケットを行き来してカカカカと音が鳴るんですよ。このピン球が、振動する弦になるわけですね。
しかしこのネイルアタックはスチール弦に限られます。ピン球もスチールも硬いのでちゃんと音が出るのですが、フニャフニャのナイロン弦ではペチッという音が出たのか出ないのか。そんなナイロン弦を使用するクラシックギターではどうすれば良いのでしょう。
振り切りネイルアタック
クラシックギターではネイルアタックのようなかっこいいことは出来ないのでしょうか。曲の合間にジャッ、ジャッと入れて、うわあ何あれどうやってやってるのか分からないけどすごいとか言われてデレデレしたりは出来ないのでしょうか。クラシックギターはすでに過去の忘れ物なのでしょうか。いやいやそれならいっそクラシックギターのネイルアタックをやれば良いのです。
そもそもネイルアタックを止めてしまうから音が出ないのです。こんなフニャフニャしたやつにはビシッっと決めてやれば良いのです。そう、振り切ってしまうのです。もはやダウンストローク、いや、振り切りネイルアタックです。
このダウンストローク、いや振り切りネイルアタックを曲の合間にどんどん入れるわけです。するとあら不思議、向こうで聞いていた女性がチラチラとこっちを伺っているではないか。さらに振り切りネイルアタックでバシバシ決めればもう女性はイチコロです。これで彼女のハートはもらったもんです。
そんな彼女を振り向かせるのに大切なのは右手薬指で1から3弦をビシッとダウンストローク、いや振り切りネイルアタックすることです。これを一定の間隔で入れるわけです。そうすれば曲は一気に華やかになります。恋愛事情、いやクラシックギターの未来は明るいです。
というわけでクラシックギターでかっこよく弾こうという話でした。それではまた。
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