言葉を探してる
僕の作曲した初めての歌、「言葉を探してる」についてです。作詞はとある方なのですが、その方に声をかけていただいて生まれて初めて歌を作りました。というのも僕は今でこそせっせと歌っていますが、そもそも弾き語りをするつもりなんて毛ほどもありませんでした。何せ自分で詩を作って歌うなんてそんな恐れ恥ずかしいこと、出来るわけが無かったんです。そりゃあ色んな人たちがせっせと自作曲を路上で披露したりしてますが、すごいなあと思うぐらいでした。以下がその曲です。
高校の授業で初めてギターを触る
僕の高校生時代、それまで一方的に授業科目を決められていたのに、突然選択科目なるものおが現れました。確か美術と音楽、あと体育だったかどうか忘れました。それで僕は音楽を選択しました。
そこでまずミュージックノートなるものを持たされてですね、音楽の薄いペラペラの教科書とペラペラのミュージックノートを週1の授業で持参してました。それで女の先生が色々教えてくれるんですよ。音符は何度離れてるとか長調とか単調とか。当時はさっぱり分かりませんでした。それでもテストがあるから適当に勉強したりしてました。
このミュージックノートには五線譜のページがあります。先生いわく、「そこに自分の曲を書き込むと良いわよウフフ」みたいな話でですね、僕はそこで初めて作曲デビューしました。
そんなある日突然ギターが授業に組み込まれて、それがクラシックギターでした。もしこの時これが無かったら、僕は一生ギターとは無縁だったでしょう。それでギターの基本とかを教えてもらったわけです。あと吹奏楽部のh君にも色々教えてもらいました。hくんはピアノも上手かったです。カポタストというギターにつけるアイテムなんかも持参してました。
で僕はクラシックギターに興味を持って、友達にMDとかテープとかを借りたりとかして聞いてたわけです。最初はオーストリアのジョン・ウィリアムスを聞いてました。ある日テレビの番組欄に彼が出るのがあって、早速予約録画しました。
ジョン・ウィリアムスを毎日ビデオで見てたのですが、そこにコルドバという、確かスペインの地名だったと思うのですが、そんな曲があったんですよ。これ弾きたいなあと思って高校の音楽の先生に言ったら、何と楽譜をコピーしてくれました。教育上は著作権も問題ないんです。
で毎日練習してとりあえず形だけは弾けるようになって、先生にもお披露目しました。そんな高校時代はジョン・ウィリアムスと、その師匠のアンドレス・セゴビアばかりでした。セゴビアはスペインのギタリストで、ビートルズのお父さんらしいです。
出会いで弾き語りにシフト
話はだいぶ飛びますが、色々あって僕は目が見えなくなってネットでソロギターをやってました。見えない中で高音域を弾くのはとても難しいです。何せ自分の手がどの辺にあるのかも分からない、ずっとギターの先っちょでやってました。大体この辺は伴奏ポジションですね。ソロギターではまずやらないです。高音が出せませんからね。
最初はYouTubeでした。そのあとSoundCloudとかツイキャスにも手を出しました。大体低い音域で適当なコードとほぼアドリブメロディーを弾いていました。まるで気分はジャズの大御所、実際は駆け出しピヨピヨギタープレイヤーでした。
そんなある日、Twitterで何と僕と同じ姓の方からメッセージをいただきました。ん?知り合いかな?と思ったら全然知らない方でした。詩を作っておられる方なのですが、あれよあれよと話が進んでしまってですね、何とダブル太田で曲を作ることになりました。
その方のもともとあった詩をDMでいただいて、ちょっとアレンジさせてもらって、何とか歌が出来ました。でも歌う人がいませんでした。僕はソロギターだし、もう随分歌ったりしてなかったし、初めから諦めてました。なので適当にフォロワーさんを当たってみましたが見事にことごとく玉砕しまして、結局僕が歌うことになりました。
歌って録音してYouTubeに上げて、修正して歌ってYouTubeに上げる、と繰り返しながら、歌に慣れていきました。これが僕が弾き語りを始めるきっかけになったわけです。冒頭の動画がその運命の曲、「言葉を探してる」です。機械を見てまたアレンジ、録音したいと思ってます。
歌詞
「言葉を探してる」 作詞:太田富喜子
あなたへの思いがあったとしても
私は 心で何と言おうかと
言葉を探してる
言葉を探してる
けっして「愛してる‼」なんて言わないけれど
せめて「大好き‼」とだけ言わせてほしい
あなたへの思いがあったとしても
私は 心で戸惑いながら
言葉を探してる
言葉を探してる
けっして「恋してる‼」なんて言わないけれど
せめて「大好き‼」とだけ言わせてほしい
けっして心変わりなどする事はなく
ずっとずっと思っていたいだけ
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