ツイートでも何でも文の始めを考えてみてウハウハする話

こんにちは、シンガーソングライター、兼自称文章評論家、太田まさあきです。今の時代、ブログやらSNSやらで、文でコミュニケーションを取る機会があり過ぎて、口で言うより伝わらない、もう分かってくれよ、みたいなことがたくさんあり過ぎる世の中です。そもそも文なんて苦手、いやいやそもそも話すのが苦手、なんて方も多いです。こんなことを言っている僕は、最近ちょっと文章のコツみたいなのが分かってきた気がして、調子に乗ってキーボードを打つのを楽しんでます。そのうちキーボードがすり減って、使えなくなったらどうしようかとビクビクしてるのですが、まあないと思うので安心です。

文章には始まりがあり、終わりがあります。今の時代、みんなスピード競争で色々してますから、始まりでしくじると速攻でブラウザバックされてしまいます。そんな始まりを考えるのは、結構大切ですね。

ツイートを考えてみる



ツイッターは、280文字という限られた文字数でつぶやかなければいけないという、何ともシビアな世界です。そんな中で僕たちは、思いついたことをバンバンツイートして、バンバンイイネされたいなという願望を常に持ち続けています。仏教で108つの煩悩があると言われますが、イイネされたい欲求はまさに109つめのそれだと思ったのですが、やっぱり違うかも知れないので前言撤回しておきます。

「メチャクチャ楽しかった❣️また行きたいな🤣」

といったツイートはよくあるつぶやきパターンですが、自称ツイート評論家の僕に言わせれば、こんなものはまるで大海原に投げ出されたミジンコのように、影響力を発揮しない典型的パターンです。身近なフォロワーがたくさんいて、みんなその人の応援をしてくれるような特殊な場合は別ですが、まず見向きもされず、何事もなかったかのようにタイムラインを無事通過していくことでしょう。

ちなみに「イイネされたければイイネしろ、リツイートされたければリツイートしろ」という格言があります。そうやって楽しみながらツイッターをするのが王道であり、自分だけ拡散されたいなどという不健全な思考ではダメです。

ツイートは単体で読まれる



ツイートは大抵、それ単体で読まれます。例え昨日のうちに、

「明日海行くんだよ。嬉しいな、エヘヘ❤️」

などと可愛くつぶやいていても、特別な場合を除いて、まず誰もその人のスケジュールに興味もありませんし、大抵読まれていないか、忘れられています。そんな無慈悲なツイッター民に対して何が出来るか、それはやはりツイート単体で分かるようにすることでしょう。

「海行ってきたよ!⛱メチャクチャ楽しかった❣️また行きたいな🤣」

というように、ツイート単体でちゃんと分かるようにするわけですね。もっとも、写真付きツイートならそもそも分かるかも知れませんが、世の中には見えない人もいるので、配慮の意味でも説明した方が、っていうか説明してくださいお願いします。

始まりで惹きつける



文章の始めは、読む人に興味を持たせる第一歩です。中にいくら素晴らしい物が入っている宝箱でも、その蓋が訳の分からないものだったら、開けずに投げ捨てられるかも知れないのです。

「今日さ、家から出て車に乗ったんだよ。あっちいのなんおって、もう汗ダラダラ流しながら、ようやく車の冷房が効いてきて、ふう、って感じだったんだけどよ。それで途中コンビニ寄ってアイス買ったんだけど、食べてるうちに溶けて……」

まさにすぐにブラウザバックしたくなるような感じですね。もっとも、こういった文章が好きな方もおられるので、一概にどうとは言えませんが、まず途中で飽きられるパターンでしょう。誰もお前のことなんて興味ねえよ、状態ですね、はい。

「お前らもう海行った?今日さ、家から出て車に乗ったんだよ。あっちいのなんおって、もう汗ダラダラ流しながら、ようやく車の冷房が効いてきて、ふう、って感じだったんだけどよ。それで途中コンビニ寄ってアイス買ったんだけど、食べてるうちに溶けて……」

いかがでしょうか、ちょっと続きが気になる感じですね。このように、文章の始まりはとても大事です。

「すごい事件があったんだ。今日さ、家から出て車に乗ったんだよ。あっちいのなんおって、もう汗ダラダラ流しながら、ようやく車の冷房が効いてきて、ふう、って感じだったんだけどよ。それで途中コンビニ寄ってアイス買ったんだけど、食べてるうちに溶けて……」

「海って良いな。今日さ、家から出て車に乗ったんだよ。あっちいのなんおって、もう汗ダラダラ流しながら、ようやく車の冷房が効いてきて、ふう、って感じだったんだけどよ。それで途中コンビニ寄ってアイス買ったんだけど、食べてるうちに溶けて……」

「やっぱ持つべきは友達だ。今日さ、家から出て車に乗ったんだよ。あっちいのなんおって、もう汗ダラダラ流しながら、ようやく車の冷房が効いてきて、ふう、って感じだったんだけどよ。それで途中コンビニ寄ってアイス買ったんだけど、食べてるうちに溶けて……」

始まりでずいぶん印象が変わりますね。というわけで、いかがでしたでしょうか。ぜひ始まりを意識してみてください。それでは、また。

太田まっさ

京都のシンガーソングライター、太田まさあき。

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