WordPressで簡単に古い記事をあぶり出してメンテナンスする方法
WordPressで記事を書いていると日々色々な発見があって、ああ昔書いた記事ももっと読みやすくできるなあとくやし顔をするのはありがちです。前の記事を修正したのは良いけどどれが手入れした記事だったか。そんな古くなった記事を簡単にあぶり出す方法をご紹介します。
通常は投稿日時順
古くなった記事を探すためにまずは日時で見ていくというのがあります。WordPressの管理画面では投稿日時順に並んでいるので、それを頼りに古い記事を探し出すことができます。さてとりあえず一番古い記事を新しく加筆修正しました。やっぱりメンテナンスって良いなあとほくそ笑んだのは良いのですが、思い立ったが吉日、同じテーマの他の記事も更新しようと励み出します。するとあら不思議、どれを更新したのかゴチャゴチャして分からなくなってきます。
そもそも投稿日時は投稿したらそのまま変わりませんので、いくら汗して更新しても並び順は一向に変わらないのです。このランキングを操作するには投稿日時すら更新して、あたかも新しい記事であるかのようにドヤ顔をさせないといけません。しかしそんなことを毎回やっていると、ああなんだまた前の記事の書き直しがドヤ顔してるよと飽きられてしまうでしょう。
そのため更新日時順で並べ替えを出来るようになる必要があるのです。特に特殊な環境で作業している人、例えばIOSボイスオーバーのようなスクリーンリーダーなどを使っていると一覧を一目見れば分かるというわけにはいきませんので、やはりどうしてもさらなるサポートが必要になってきます。もちろん普通にしている人もサポートがあると作業もはかどってフンフン気分でキーボードを叩けるでしょう。
更新日順に表示するのはいくつかある
さて更新日順で記事一覧を取得するにはいくつか方法があります。まずGoogle先生が真っ先にオススメしてくるのはPHPをいじるというものですが、ビビリで怠惰な僕はそんな危険で険しい道を歩きたくありません。そもそも見えていても大変な作業なので、そんな恐ろしいことは避けたいとひたすら探しました。その結果どうやらBatch CatというプラグインとList Category Postsというプラグインがそれぞれ更新日順に表示できるようです。
Batch Catプラグイン、このまるでヒーローのような名前のプラグインはカテゴリー整理に有名なもので、選択した記事に一括でカテゴリーを上書きしたり追加したり削除したり出来る優れものです。これがなんと更新日時順で記事一覧を作ってくれるのです。しかもシンプルなテーブルなので、IOSボイスオーバーが混乱することもありません。
更新日時順にするにはBatch Catをインストールして有効化した後、おもむろにツールからBatch Catに入ってソート順をModify Date、ASCにしてSearchボタンを押せばまたたくまに更新日順で表示されます。ところがなぜでしょう、更新日順とは名ばかりでいくら記事を更新してもひたすら投稿日時順でひょうじされてました。
続いてList Category Postsです。これはショートコードで記事一覧を出力する優れもので、パラメータが豊富なため必ず色んな人のニーズに応えることができます。これで更新日順に表示するにはショートコード、[[catlist orderby=modified order=ASC]]でOKです。ところがどうでしょう、こちらもなぜか投稿日順で表示されました。
URLをいじるだけで更新日順に
結局プラグインで更新日順の記事を取得するのは失敗しました。一体なぜこうもプラグインたちに裏切られるのか、前生で僕はプラグインたちに何か悪いことでもしたのでしょうか。よおプラグインちょっと金よこせよほらほらみたいなことをしていたのでしょうか。Google先生に聞いてもさっぱり原因は分かりませんでした。他と違うといえばエックスサーバーで、YARPPを有効にするためにデータベースエンジンをMYISAMに変更したぐらいで、キャッシュ系のプラグインは入れてません。
さてそんな途方に暮れていたわけですが、意外なところで突破口がガバッと開きました。何気なくダッシュボードから投稿一覧をいじっていたところ、どうやらURLパラメータにソート関係の値が入っていることに気づきました。ん?これはもしや?僕はさっそくURLパラメータをササっといじってみました。
するとどうでしょう、それまで投稿日順で並んでいた投稿たちが素直にズラッと更新日順で並びました。そのURLパラメータは「orderby=modified&order=asc」です。これをURLの最後に「?」とともに貼り付ければOKです。このサイトなら「https://masaakiota.fun/wp-admin/edit.php?orderby=modified&order=asc」です。お使いのサイトに合わせて変更すれば、おそらくどのWordPressでも使えますので、表示した後でブックマークすると良いでしょう。もちろんダッシュボードに入れるユーザーのみです。
更新日時順にできれば後は簡単なものです。何も考えずに一番更新の古い記事を選択して編集すれば、続いて次に古い記事が勝手に上に上がってきます。これでメンテナンスもバッチリですね。
というわけで古い記事をあぶり出して手入れするための話でした。定期的にメンテナンスして若さを保っていただければと思います。それではまた。
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