アーティストから見た人工知能AIの芸術へのバカバカしい可能性

近頃は何やら作曲する人工知能AIが出ていますが、このまま行けばアーティストのお株を奪われてしまうのでしょうか。そのようなことをアーティスト目線で考察してみます。

仕事を奪い続ける機械



こんにちは、どうも僕です。だいぶ秋に近づいてきました。夜は鈴虫を楽しんでいます。芸術の秋と言いますが、鈴虫も存在自体がそれですね。そんな芸術、アートに関する話です。

とある記事で、ロボットの人工知能AIが人間の仕事を奪っていくという話がありました。それによると近い将来、AIが現在人間の行っている様々な分野での仕事を奪っていくというものです。単純作業はすでにアマゾンの倉庫などで奪われました。ロボットが品物を仕分けし、必要な場所へ運搬するのです。それによりそれまでそういった作業をしていた人は、仕事を奪われたことになります。ただしアマゾンは逆にロボットの監視役という新たな雇用を生み出しています。ともかくこういった単純作業に関しては歴史的にもオートメーション化によって機織りなどの仕事が奪われてきたことは、小学校で教えてもらいます。

最近のAIは様々な事柄を人間に示唆します。あなたにおすすめの記事、こんな人たちもフォローしませんか?なるほど、教えてくれてありがとう。それではその人たちをフォローしよう、という流れです。これがもっと進化すると、今日はここへ行きましょう。今日はこれを食べてウォーキングを何時間してあの人と会話をして、最後に何時に寝てください。明日の予定もご覧になりますか?あ、人との約束は私がしておきました。偉いでしょ?なんていうことにもなりかねません。あんた、あの子の何なのさ状態です。

さらにはあなたは最近あの人と仲が良すぎます。もっと色んな人と接して様々な価値観を持つべきです。あなたのためにあの人の連絡先は削除しました。その代わり私のオススメする何人かの人の連絡先を新たに追加しました。早速電話をして仲良くなってください。いやいや、何やねんお前状態です。さすがにそれは無いでしょうが、AIはズカズカと僕たちに入ってこようとしているのです。

アーティストとの関係



ところで記事によれば、単純作業だけでなくアーティストもAIにその座を奪われるというのです。これは意外でした。最もAIが成り代われないものと思っていたのですが、その記事によれば違うそうです。何が残るのかと言えば、身体能力の秀でたアスリート系が残るそうです。何でもAIの出した判断に従って素早く動ける人間ということだそうです。つまり人間が機械の下で働くということです。こんな馬鹿な話があるでしょうか?これではまるで僕たちは奴隷ではないですか。しかもアーティストがAIに負けるって何やねん。意味が分からんわ。

AIは決してアーティストにはなれません。AIがこれまで打ち出してきた金字塔は全て芸術とは異なるものです。いくら馬力が上がっても、いくら将棋が強くなっても、いくらスポーツ・格闘で勝利しても、芸術とは関係ありません。もちろんこれだけではありません。

作曲する、絵画を描く、さらにはゲームを作り出すAIまでいます。これらは他の芸術作品を学習して、オリジナルの作品を生み出すそうです。うわあすごい。確かにアーティストと呼ばれる人たちは他人の作品から学んでオリジナル作品を作ります。この点は人間もAIも一緒です。ただし人間は必ず自身の経験などによる個性が出ます。さらにはインスピレーションが働いて、自分でも予想しなかったものが出来たりもします。

アーティストが犯す失敗の1つに、何のインスピレーションも無いまま作品が出来上がってしまうということがあります。つまり何の面白みも無いものが出来上がってしまうわけです。この場合は大抵アーティストはその原因を考えて何度も修正するか、あるいは破棄してやり直します。なぜならそんなものは何度も触れているうちにボロが出てくるからです。そうやってようやく納得のいく作品が出来るのです。ただしこの何の面白みの無いものを量産する存在がいます。それがAIなのです。

恋人との関係



ついでに恋愛について考えてみたいと思います。一部の人にとっては、AIが恋人になり得るでしょう。しかし普通に考えて、機械が恋人ってどうなん?と思います。一部の人にとってはもう嬉しくてたまらないでしょう。ですがそれはあくまでそれらの人にとってです。少なくとも僕はそのような恋人なんていりません。やっぱり人間が良いです。このことだけから見ても、AIは人間に成り代われないことが分かります。確かにまるで心を持っているように振る舞うことは出来るでしょうが、心を持っているわけでは無いのです。

AIはとても便利なものですが、あくまで僕たちの支援的役割です。そんな人工知能に負けない人間になりたいものです。最後にAIに関する記事を載せておきます。それではまた。

http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201709_post_14454.html

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