ギタリストの丈夫で弾きやすい爪を作る



こんにちは!
シンガーソングライター、太田まさあきです。
スチールのアコギを、爪弾きしているのですが、そのため普段から常に爪は意識しています。
今回は、そんな爪の話です。

爪は脆い



ギターの指美姫をしない方は、おそらくあまり意識しないでしょうが、爪はとても脆い代物です。
ジャンジャンジャカジャカと10曲ぐらいやると、ボロボロになってきます。

「ぎゃー!」
「なんだ!どうした!?」
「爪が!爪が!もう弾けない!!」
「どれ見せてみろ。なんだ軽傷じゃないか。まだまだいける!弾け!弾くんだ!」
「ぎゃー!血が!血が出てきた!血!血が足りない!」
「うわー!なにするんだ!やめろ!首を噛むな!吸うな!うわー!!!」

なんてことにならないよう、丈夫で弾きやすい爪の作り方を見ていきます。

ちなみに、上はフィクションです。
爪が割れて血が出るほどギターを弾くようなことは、まずないので、安心してください。
ボロボロになって、音が悪くなったり、割れが広がったり程度ですね。はい。

接着剤で補強



爪がボロボロになると、音が悪くなってきます。さらに割れてそれが広がってくると、もう演奏どころじゃありません。
それを防ぐため、ギタリストは接着剤を使ったりします。

接着剤を爪の先っちょに塗ります。
断面だけでなく、表側にもチョロっと塗っておくわけですね。
後は他に触れないように注意して、乾くのを待つだけです。
この時、間違って指同士をくっつけたりなんかすると、えらいことになるので、充分注意してください。
僕はこれで、一度かなり焦りました。

「くっ!と、取れない!かくなる上は!はああああああああ!!」

まあ、もう片方の指でいじってるうちに、 何とか取れたんですけど。
使ったことありませんが、下手すると、中和剤なんかが必要になりかねませんので、充分お気をつけください。

ちなみに、接着剤はなんでもいいです。
僕は100均で買ってきた、「さらに早くつく」みたいなのを使っています。

こだわる人は、衝撃に強いタイプなんかを使ったりするみたいですね。
特にフラメンコで、オラオラプレイをされる方なんかは、この辺りものすごくこだわっておられるみたいです。
接着剤では飽き足らず、硬質化するネイルデザイン用のそういった物を使ってる方もいるみたいですよ。

爪の形



接着剤などで補強したりするのですが、それ以前の問題、形のことがあります。

形が上手ければ、割と丈夫です。

まず形をちゃんと作って、その上で、接着剤などで補強するわけですね。
もちろん、それほど演奏しないのであれば、接着剤無しでも大丈夫です。

爪切りではなくヤスリで



特に意識しない方であれば、爪切りでバチンバチンと切ってしまいます。
そんな時、こんな経験はないでしょうか。

「あっ!」
「どうしたの?」
「爪が…割れた。不吉な」
「ほんとだ。ところで今日、何食べたい?」
「不吉な。何かの前兆かも知れん。天変地異が近く起こる!今すぐどこかへ逃げないと!いやその前に、マスコミに、いや政府に!大統領に!!」
「買い物いってくるね」

そう、爪切りだと爪が割れてしまう場合があります。

爪が割れると、演奏に支障がでかねません。
ぜひ爪ヤスリでシャッシャッシャッとやってしまいましょう。
ギタリスト用の爪ヤスリなんかも売ってます。
サファイアは、割と長持ちしますね。
ダイアなんかもあるそうです。
加工時に出てきたクズを使って、ヤスリにしてるそうですが、なんとも贅沢な品々ですね。

普通の形ではダメ?



大体は、爪は指の形にそって、滑らかな曲線を描くように整えると思います。

別にいいんですよ。
自分がいいと思う形でやれば、全然OKです。
ただ、僕の経験上、意識しないで形を整えると、弾いてる間に、

「うわあ、爪剥がれへんかな」

と思ってしまうことがあります。
一度こう思ってしまうと、演奏に影響します。
爪に気を使って、ヘナヘナ演奏になってしまうんですよ。
そうならないよう、爪の形は大事です。
というわけで、以下、僕のやっている爪の形の話です。

弾きやすさ



まず重要なのは、弾きやすさです。
どんなに丈夫な形でも、弾きやすさを犠牲には、出来ればしたくない。

「いや俺は、丈夫さにこだわるんだ」
「ステキ」

という方は、それでも構いません。
そういう場合もあるでしょうが、とりあえずここでは、弾きやすくすることを考えます。

人によるかもしれませんが、大体は、親指側で弾いていると思います。
人差し指なら、その親指側、中指なら、その親指側、という具合ですね。
これが人により、小指側だったりもしますが、ともかく、弾く側を気をつけなければいけません。

弾く側が伸びてると、アップストロークで引っかかります。

なので、弾く側を削る必要があるわけですね。
僕の場合、親指側で弾いているので、そちらを削ることになります。

不要な部分は削らない



ここからが重要です。

指の片方を削ると、何か気になって、もう片方も削りたくなるのが人間のサガです。

「こっち削ったから、こっちも。フンフフン」

ところが、これがまずい。

「あっ、削り過ぎちゃった。じゃあもういっぺんこっち。フンフフン」

やばいやばい。

「あっ!削り過ぎちゃった。こっちも…って、爪あらへんやんー!!」

自分で髪の毛を切ったりする時なんかは、よくある現象ですが、ここまでいかなくとも、もう片方も削ろうという発想は放り投げるべきです。なぜなら、

爪の側面は、支えの柱

になってます。

爪の側面がしょぼいと、それだけ全体の支えを失うことになり、爪がフラフラしてしまいます。
なので、爪の側面は、出来るだけ残した方が丈夫です。

このことから、

削らなくていい部分は削らない

ことが重要です。

なので、親指側は弾きやすさを優先して削るにしても、小指側は残すようにすべきです。
弾くのが小指側なら、この逆ですね。

こうすることで、弾きやすさと丈夫さを両立させた、理想の爪形が完成するわけです。

以上が、僕のやっている爪形です。
爪の先に接着剤を塗って、乾いたら上記のように形を整える。
こんな風にして、僕はやっています。

それにしても、ギターを弾くためか、爪について常に気にするようになってしまいました。

「女子か!!」

はい。いかがでしょう。
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